共通追加トークン
概要
共通追加トークンは、今回の日本版EUROMAP63 において、共通化を推進する
トークンです。成形条件ミドルウエアシステム (通称 EU63)では、この、共通
追加トークンについて、主に、各社共通の呼び名で、データを取得できるよう
に考慮します。新規に、EUROMAP63に準拠される場合は、できるだけ、この、
トークンに従ってください。ただし、すでに、EUROMAP63で、トークンを使用
されている場合は、対応表を準備しますので、自社のトークンと、今回の共通
追加トークンの対応データを、ミドルウエアに登録することで、共通的に使用
可能です。できれば、対応表のデータを、事前に作成頂ければ、配布時の初期
データとして、登録しておくことが可能です。
ケース
1.自社のトークンが、共通追加トークンより、少ない場合。
共通追加トークンは、各社の成形機の持っているトークンのうち、最大の数を
用意しているつもりです。なので、自社トークンが、少ないケースは、一般的
にあります。
共通追加トークン 自社トークン データ設定
AA1 AA1 あり
AA2 AA2 あり
AA3 AA3 なし
AA4 (なし) (要求なし)
AA5 (なし) (要求なし)
このケースでは、自社トークンの分だけ、定義してもらえばOK です。
GETID で、成形機ごとに取得したトークン一覧で取得した分だけ、使用できる
ようにします。さらに、成形機が持っているトークンすべてに、データが設定
されているケースもまれです。その場合は、トークンの値を要求された場合は
空文字列(”” や、カンマの連続)を返してください。
2.自社のトークンが、共通追加トークンより、多い場合。
10月24日の共通追加トークンの変更は、このケースです。
予め、判っている場合は、ご連絡ください。共通追加トークンの定義を変更し
ます。共通追加トークンの追加については、ケース1 で述べたように、増え
る分には他社に影響はありません。
また、第一版リリース後(2017年4月1日 予定)共通追加トークンが追加され
た場合、マスタのデータベースに定義しているため、リリース済みのミドル
ウエアに対してもすぐに対応可能となります。(登録作業は必要です。)
3.自社のトークンが、共通追加トークンと異なる場合。
共通追加トークンに対する、対応表を持っています。この対応表を登録する
ことで、表面上は、各社共通の成形条件として扱うことが可能です。
コマンドに対するトークンは、自社トークンが投げられます。
共通追加トークン 自社トークン
AA1 BB1
AA2 BB2
AA3 BB3
AA4 (なし)
AA5 (なし)
共通追加トークンには、呼び名が振られています。この呼び名でデータは表示
されます。
4.自社のトークンと、共通追加トークンの単位が異なる場合
基本的には、共通追加トークンに対応する自社トークンは、単位をあわせてい
ただきたいのですが、場合によっては、統一できないケースがあります。その
場合は、自社トークンの単位が優先されます。ただし、一覧表示などで、成形
機の条件を並べて表示するケースでは、省略される場合があります。
5.自社のトークンが、共通追加トークンに存在しない場合
主に、共通追加トークンの範囲で、ミドルウエアを作成しますが、自社のトー
クンを指定することも可能です。また、呼び名や説明なども、予めミドルウエア
上に設定することで、日本語等で画面上に表示することが可能です。